こうちゃんの Collection Room
このお部屋にはこうちゃんが、集めたもの、手作りしたもの、日々の記録などを紹介しま~す♪ 

東京での研修〜研修が終わって東京駅へ〜修復された東京駅その3

丸一日の研修で何処にも寄る事が出来なかったのですが、
東京駅丸の内駅舎だけで、充分楽しませて頂きました。


夜の東京駅2012年全景



続きあります!


帰ってきてから「美の壺」という番組で東京駅の匠の技を紹介していたので
自分の画像と照らし合わせてみて、記事にしたいと思います。





1つ目<化粧レンガ>
夜の東京駅2012-18
別名「赤煉瓦駅舎」というぐらいですから、煉瓦命ってとこもありますよね。
(下記引用)
駅舎の煉瓦復原に名乗りを上げたのは「アカイタイル(愛知県常滑市)」
原料は愛知県武豊町の赤土。通常のタイルはセ氏約1250度の窯で焼くが、
明るい赤色を再現するために窯の温度を1200度に下げた。上薬を塗らず、
ざらつきを残すなど細かい工夫も重ねた。
赤井祐仁社長は「丸3年かけて1万5千枚の試作品を作り、ようやく納得
のいくレンガタイルに行き着いた」と話す。
色合いが微妙に違う3種類のレンガタイルを計50万枚納入した。3種類が
壁面で混ざり合うことで、大正時代のレンガタイルの焼きムラを表現して
みせた。








そして2つ目、赤煉瓦にこれ<覆輪目地〔ふくりんめじ〕>
夜の東京駅2012-19
↑これは当時の煉瓦
断面が半円形の化粧目地のこと。
目地が膨らんでいるのが分りますか?
日本独自の蔵の壁に見る「なまこ壁」がヒントで、こうすることで
赤い煉瓦の組み上げがいっそう綺麗に引き立つのだそうです。
縦目地と横目地が交差する部分におい ては、蟇股(かえるまた)といわれる 形状で
施工しています。覆輪目地には専 用の目地鏝(こて)を使用し、熟練し た職人が施
工にあたったとのこと。
煉瓦の目地-蟇股 蟇股(かえるまた)

こんなのね
この技術をマスターするのに幾人かの職人さんは3ヶ月もの間鍛錬したんだそうですよ!
TVで、実際に職人さんが腕を振るっているのをみましたが、
すばやくて、綺麗で感心させられました。




煉瓦の説明
夜の東京駅2012-20





駅構内にはこんな場所もありました
夜の東京駅2012-21
当時の煉瓦の壁を遺しています。
ちなみにこの煉瓦は化粧レンガではなく内部の構造用煉瓦と思われます。



新しい煉瓦と以前の煉瓦
夜の東京駅2012-22
こうして比べると、歴史を感じますねー。









3つ目<銅板葺き〔どうばんぶき〕>
夜の東京駅2012-10
屋根の棟類や尖塔は基本的に木下地に 0.4 mm厚の銅板をはぜ 組みして
葺いています。
その他の飾り部は銅板に熱を加えなましなが ら打ち出し成型。(レリーフに!)
この写真(ドーム入り口の上)で言えば、屋根の丸い部分と時計の下の
リボンがそうです。
このリボンは幅約3m、一人の職人がおよそ一月かけたたき出した複雑な
曲線の大きなリボンのレリーフになっています。
銅板は緑青塗装 などのエイジングは行わず、銅板素地の仕上げとし、経年に
よる風合いの変化していくのを楽しんで欲しいとのこと。


あ、ついでに言うと、この時計も算用数字から、アラビア数字に変わったそうですよ。
創建当時はアラビア数字だったんですって!







4つ目<擬石>
夜の東京駅2012-06
擬石とは花崗岩を模した左官仕上げのこと。 花崗岩粉に石灰とセメントを調合
したものを塗り、 その後清水にて洗い出して仕上げる。一階の帯形 各階窓廻り
外部、柱形等に使用されている。

暗いからよく解らないですが、赤煉瓦の間のセメントみたいな柱がそうです。
質の違うのをまぜこむことで、より強度が増すのだとか。
TVではこの擬石が生乾きの時に表面を素手で撫でて、わざとざらざらの表面に
していました。そうすることで、温かい風合が出る事を狙っているのだそうです。
まさに擬石でしか出来ない技です。




(借り物画像)
東京駅の擬石
古い擬石と新しい擬石の接合部分
今回の復原は、かなりの部分でリユースしています。
当時のものを当時のままに、環境に優しく、がテーマの様です。









そして5つ目<天然スレート>
東京駅のスレートの屋根2012
私の写真は夜だったので、屋根がよく解らず、、、なので(借り物画像)です。


(引用)
東京駅の屋根は天然スレートと銅板 の構成で葺かれている。 創建時の古写真から
天然 スレートは全て一文字葺き で葺かれていることが判明し、それをもとに復原
した。中央部屋根には、創建 時に使用されていたものと同様宮城県雄勝産スレー ト
を葺いている。また南北ドーム部には、戦後の改 修時に葺かれていた良質な登米産
を生かし取り、一 部は加工を施し再利用した。




実はこのスレートにはドラマがあります!

駅舎の屋根には宮城県石巻市の雄勝町の名産の「スレート」が使用
されいます。スレートとは硯(すずり)に使われる粘板岩を薄い板
に加工したもの。
この「スレート」東京駅が創建されたときに使われていたのが
宮城県石巻市の雄勝町という場所のスレートだったそうです。
東京駅を解体した時に一枚一枚丁寧に剥ぎ取り、再利用する為に
計約20万枚を駅舎から外して石巻市(旧北上町)の熊谷産業に
持ち帰っていました。1枚ずつ割れ目などを調べ、使用可能な約
13万枚の汚れをたわしで落としました。作業が終わったものか
ら納品し、今年7月に残りの約6万5千枚を東京に持って行く予
定だったのです。
2011年の3月には既に準備は終わっていました。
そんな矢先、東日本大震災が発生し雄勝町は大津波の被害を受けて
しまいました。
勿論、後は出荷を待つのみだった6万5千枚のスレートも…。
家も会社も全て流され、スレートも「きっと駄目だ」と思っていた
のに震災後4日たって、やっと道がとおり、会社に行ってみると、
瓦礫の下から使えそうなスレートが……。
熊谷社長や社員、家族は家も会社も後回しで拾い集めたそうです。
「だって、東京駅だよ、日本を代表する建物なんだよ」と必死に
なり「4万5千枚を回収した」と元会社に報告。
なのに、「塩害があるかもしれないので、スペインに発注した」と
の返事。これを、あんまりだとの声が上がり、「赤レンガの東京駅
を愛する市民の会」が中心になって、「復興のシンボルに」「東京
駅にスレートが使われている事は、地元の誇り」とJR東日本に要望
をだした。それが甲斐あって受け入れられ、丸の内側に面する屋根
瓦として使用されるに至ったのです。
従業員やボランティアらが手作業で一枚一枚、泥を洗い流し、JR
東日本が状態を調べた結果、うち4万枚が使用可能と判断したもの。

納品した宮城県石巻市の「四倉製瓦工業所」社長は「2億5千万年
前の石が、千年に1度の大津波に勝った。日本一の駅にぴったりで
しょうね」と話していた。

駅舎に使われた天然スレートは約45万枚。雄勝産と登米産のほか、
元々の駅舎屋根に使われていた登米産を補修し、国内産は計12万
6千枚。不足分はスペイン産でおぎなっている。



中央部分の屋根
ドームの屋根で言えば↓この部分
東京駅のスレートの屋根(宮城県)








そして、そのスレートを使った壁画も!!
夜の東京駅2012-23
丸の内南口中央地下をに、このスレート108枚を使った壁画があります。
これは、石絵作家の斎藤玄昌実さんのデザインを元に、地元の小中学生
が製作したもの。


夜の東京駅2012-24
タイトルは「輝く」
いつまでも、ここで、強く輝いていて欲しいですね!




このスレート産業に支援しよう!
「赤レンガの東京駅を愛する市民の会」が主催する募金活動です
被災地応援プロジェクト
賛同される方は是非。




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Comment

奥が深いですね。
研修は忙しかったみたいですが、最後にいいもの見てこれましたね。スレートの話はTVで見ました。美の壺も録画してあるのですが・・・・(実はまだ見てない)

東京駅って、乗換にはよく使いますが意外と下りることが少ないんです。こんど駅舎を見るために下りてみようと思います。
2012.12.24 21:45 | URL | ごんたくろーす #7bSiSdiQ [edit]
細かい部分にも趣向を凝らしてるんですね。
素晴らしいですよね。
東京駅の前景素敵ですね。
闇夜に浮かび上がった姿が良いですね。
2012.12.25 09:24 | URL | まーぶ #Z2PsPELM [edit]
Re: 奥が深いですね。
<ごんたくろーすさん>
私も本来なら東京駅に行く用事はなかったんですが、時間も時間で他に行く所も無いし
東京駅なら開いてるか〜って感じで見てきました(笑)。
生活圏だとよけいに「わざわざ」観に行かないですよね。
でも、流石の風格にこれは「一見の価値あり」ですよ。
2013.01.02 03:27 | URL | こうちゃん #- [edit]
Re: タイトルなし
<まーぶさん>
日本が誇る(自慢できる)駅ですね。
全体なら、案外昼間より、夜の方がかっこいいかも!
2013.01.02 03:28 | URL | こうちゃん #- [edit]
こまかいけど・・・

ローマ数字:I、II、III、IV
アラビア数字:1、2、3、4
2014.01.25 21:49 | URL | お名前忘れてます #- [edit]
お名前忘れてますよ、さん

フォロー有難うございます(笑)
2014.01.26 00:42 | URL | こうちゃん #uaIRrcRw [edit]

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