こうちゃんの Collection Room
このお部屋にはこうちゃんが、集めたもの、手作りしたもの、日々の記録などを紹介しま~す♪ 

西脇市へ~GAW展を見に小旅行~その8~旧来住家住宅


吉田稔美さんのイベント以外、ほとんどなんの計画も無いままここまで来ましたが、それなりに濃い見学ツアーになってきました。

ここはその吉田さんがお薦めの場所「旧来住家住宅」です。
そう、あのロイヤルホテルで作品展をやっていましたよね、あの方も名前も来住と書いていました。
これ?なんて読むの?と疑問に思っていましたがここで判明。
「来住」は「きし」と読みます。
驚いた事にパソコンで「きし」とうって変換したらちゃんとこの字が出てくるのです!びっくり。。
※来住家はこの地方の土地の名前でもあるようです。
そして、この家の来住さんは地元銀行の創始者でもあったようです。
(私が好き~といった作家の来住しげ樹さんと直接つながりがあるかどうかは不明)


旧来住家住宅についてはこちら






門です
西脇市へ2010.07.31-旧来住家01
リフォーム展なんて興味のありそうな事やってるなぁ、と思ったら次の日からでした(残念)
 (これ、事情により中止になったそうです)



表札
西脇市へ2010.07.31-旧来住家27~来住家の表札



有形文化財の登録プレート
西脇市へ2010.07.31-旧来住家03~文化財登録






解説
西脇市へ2010.07.31-旧来住家02~解説




母屋
西脇市へ2010.07.31-旧来住家23~家全体

<抜粋>
大正7年竣工の旧来住梅吉住宅は、母屋の全体構造は中央に廊下をはさんだ南北2列の間取りで、南列が接客空間、北列が家族空間、東端が台所、風呂などの空間となっています。
明治時代以降に発達した中廊下式の平面形ですが、廊下を畳敷きとしたことで南北空間に連続性があります。
母屋座敷の床の間の矢筈張天井のように、見えないところにも凝った手法が用いられています。
建築用材の目録、経費出納簿、家政禄などが残り、家屋の履歴がはっきりわかり、当時の最高級の用材と最高の技術を用いた当家屋は、数ある高級民家の中でも特にすぐれており現在では用材の入手はもちろん、建築にあたって釘が1本も使われておらず、技術的にも再現することは容易ではない建物です。


たくさん写真があるので「続きを見る」でご紹介します。





客座敷
西脇市へ2010.07.31-旧来住家23~離れ
広いです!
奥、向かって右が床の間、左が書院窓




食器
西脇市へ2010.07.31-旧来住家20~食器
客座敷手前の畳の間の足下に無造作に並べてあったので、
いちごが割ったりしないかすっごくドキドキしました。。




へっついさん(かまど、またはおくどさん)
西脇市へ2010.07.31-旧来住家12~へっついさん
わたしは「へっついさん」という言い方に馴染みがあります




煉瓦の煙突?
西脇市へ2010.07.31-旧来住家04~煉瓦の煙突
これは貯水槽だったそうです。水道の無い時代、水は手漕ぎポンプで上層部へ汲み上げ、自家水道を作っていたんですって。
今は上層部はカットされているようですが、ここから、お風呂や台所に配水を施していたのだとか。。。
それに後部に煉瓦の塀を作ってあるのですが、これが台所の防火壁。もし万一火が出ても、隣家への類焼を防ぐため。その防火壁右の台所からは余熱を外に廻して湯湧しに利用し煉瓦煙突(右手前)に抜いていたらしい。
なんと素晴らしい!!






客湯殿
西脇市へ2010.07.31-旧来住家13-お風呂
なかなかイカしたお風呂です。湯船は高野槙を使った最高級のもの。
奥に水道の蛇口が見えるの分かりますか? 上の写真の貯水槽からここの蛇口につながってたんですね。




湯殿の床のタイル
西脇市へ2010.07.31-旧来住家28~お風呂の床のタイル
エンボス模様がステキな大理石のタイル。(滑り止めにもなってるんでしょうね)







湯殿の壁ののタイル
西脇市へ2010.07.31-旧来住家19~お風呂のタイル
タイルはイタリアからの輸入品だそうです






湯殿の天井
西脇市へ2010.07.31-旧来住家16~お風呂の天井
折上げ格天井と云うらしいです。
栂の木目もきれいな上、湯気抜きのスリットが開けられていて工夫もばっちり。






洗面所
西脇市へ2010.07.31-旧来住家18~洗面所
なんと洗髪用のシャワーがついている!(@0@)~もだん~









トイレ
西脇市へ2010.07.31-旧来住家17~トイレ
紳士用トイレは立ち位置が固定されています(笑)
右の便器は見た通り少し高くなっていて、今で云う便座式なんだそうです。
着物が汚れないように、との配慮だとか。
模様もきれいです。大事に使いたくなるよね。





母屋からの渡り廊下から見た離れ
西脇市へ2010.07.31-旧来住家30~離れ
橋本関雪(1883~1945 日本画家)が逗留した事もあるそうです。
西脇の有力者である来住家は橋本関雪のほか、犬養木堂(1855~1932 元首相)などの名士を迎えているんだそうで…。








離れの欄間が変わっていたのでアップで撮りました
「コウモリ」です
西脇市へ2010.07.31-旧来住家07~欄間


西脇市へ2010.07.31-旧来住家08~欄間03


西脇市へ2010.07.31-旧来住家09~欄間04


西脇市へ2010.07.31-旧来住家06~欄間01
欄間は市川周道によるものだとか、「月と時鳥(ほととぎす)」と「蝙蝠」の彫刻があります。




中庭
西脇市へ2010.07.31-旧来住家29~中庭
庭石は鞍馬石・生駒石等が使われています。




2階の襖
西脇市へ2010.07.31-旧来住家26~2階の襖
2階は主に使用人の部屋だったらしいですが、そこにもこの見事なふすま絵






布団
西脇市へ2010.07.31-旧来住家05~布団!?
これ、虫干し中だったのかしら?


あと蔵にも行ったのですが、写真を撮るの忘れていました(^^;)









西脇情報未来館21
西脇市へ2010.07.31-旧来住家32~西脇情報未来館21
門から母屋までの間にある洋館
子供の勉強部屋として建てられたんだとか。。すごい~~。。
今は播州織りのお店と、梅吉亭というレストランになっています。

西脇情報未来館21についてはこちら



梅吉亭
西脇市へ2010.07.31-旧来住家31~梅吉亭
梅吉亭についてはこちら


見学中はもちろんクーラーも無く暑~かったので「梅吉亭」で一休みしました。
ダンナさんが「ここ水が美味しい!」と一言。聞いてみたら浄水には
気を使っていらっしゃるとの事でした。やはり……。
こんなレストランがあるって知ってたら、カッパ寿司行かなかったのに~(><)。
※いちごはカッパ寿司の方がよかったかもしれないので、それでよし!と云う事に。。





それにしても、みごとなお家でした。
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Comment

No title
こちらの方が新しいのかな?
タイルとかかなり洋風だね。
日常品も残っていて旧中筋邸より生活感があるわ。
ふすまも見事ね

うちの曾おじいちゃんの家には水洗トイレがあったそうよ。
しかも召使用と別に
今あったら面白いだろうなぁ。
2010.08.22 10:14 | URL | ひよこ #sH1zSBoU [edit]
Re: No title
<ひよこちゃん>
中筋家が江戸末期で結構古いものね。
来住家は大正ですから比較的新しい、しかもわりと最近まで住んでいたらしいです。
さすがに維持管理が出来なくなってきたので、市に寄贈したのだとか。

> うちの曾おじいちゃんの家には水洗トイレがあったそうよ。
> しかも召使用と別に
水洗トイレなの?
すごい、昔の人の知恵って侮れ無いよねぇ

> 今あったら面白いだろうなぁ。
私も見てみたかった。。v-159
2010.08.22 18:18 | URL | こうちゃん #- [edit]
No title
それがよく流れなくなってね。
お箸の長いのみたいなのが横においてあったんだって
水洗と言いつつ人力で押し流すらしい。
しかも流れた水が召使用のトイレにいってそちらはおつりがすごかったとか・・・

その曾おじいさんはハイカラな人で面白い話がいろいろあるのよ。
2010.08.22 20:36 | URL | ひよこ #sH1zSBoU [edit]
Re: No title
<ひよこちゃん>
それは、ちょっと辛いなぁ~。
今日、ハイカラじいさんのエピソードを少し聞いたけど、面白い人だねぇ。
もっと情報があったら、小説に出来るんじゃないかな!?
2010.08.24 23:33 | URL | こうちゃん #- [edit]
一統ですが、深くはありません。
来住会で、年1回の総会をこの場所で開きます。
関東ほか遠くにも一族は散っているようで、40-50人ぐらいが集まります。
地方銀行を設立した人が富を得たのでしょうね。
贅の粋を尽くした建物です。
少年時代に、畳の間に座った時に、板間に座った思いがしたのを思い起こします。
どの家計にも、隆盛を極めた歴史があるものですね。
<風の樹人さま>
きゃー!!
ここ、分かっちゃいましたね~。。
ちょっと恥ずかしいので、黙ってたんですけど、コレだけの記事を書いたらバレますよね(^^;)

あ、ようこそおいで下さいました。

来住家は名前も珍しいので、何かつながりはあるんではないかと思っていましたが、やはりそうでしたか。
“贅を尽くした”分、隅々まで工夫がされていて、見るだけで感動を憶えました。大事にもし、長く住まわれたのでしょうね。こうして名所になるだけのお家ですもの、歴史を思い巡るのもロマンを感じます。
2010.10.07 00:01 | URL | こうちゃん #mQop/nM. [edit]

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