こうちゃんの Collection Room
このお部屋にはこうちゃんが、集めたもの、手作りしたもの、日々の記録などを紹介しま~す♪ 

金柑が鈴なりです!


あややおばあちゃんチの金柑が今年も豊作。
金柑が鈴なりです2011
ヒヨドリにやられてしまうので、ネットを張っています。
すごい網の大きなネットだと思ったら、
あややおばあちゃんが自分で編んで作ったんだって。。
あら、道理で。。




「金柑」で」思い出す人が居る。

私が仕事に就いて数年経った頃。出逢った一人の少年。
その少年は幼い頃に交通事故にあって下半身不随になってしまった。
当時は「二度と歩けない」と医者に宣告されたそうな。
でも奇跡的に腰のバランスだけで立てる様になり、体を揺する様にしたら、歩けるまでになった。
初めて出逢ったのは彼が中学生のときだった。
よく話をする様になったのは彼が高校生になってから。
彼の兄が東京で料理人をやっているとの事。なので、彼も料理に関しては詳しかった。

ある時私が風邪をひいて「なかなか咳が止まらない」と云っていたら、次の日なんと「金柑の飴煮」を持って来てくれた。聞いてみると、金柑をひとつずつ割っては種を取り、金柑と水と黒砂糖でクツクツと3日ほどもストーブで煮詰めたものなんだとか。。「焦がさない様に、しょっちゅう水加減を見てないとダメなんだよ、大変なんだ」と彼は事も無げに語ってくれた。あっさりした口調だったけど、それがどんなに大変かは途中で挫折した事のある私にはよく分った。。
小さなタッパに入った金柑の飴煮はもはや金柑の形はほとんど残っていなく、黒砂糖の為にこげ茶色の水飴のようだった。でもとっても美味しかった。貴重なその飴煮を一冬保たせて舐めたっけ。。


彼とは彼の同年代の友達も含めて、ボーリングに云ったり、映画を見に行ったりもした。
彼が東京に行ってからは、年に一度の年賀状だけの付き合いになった。
更に数年後、彼から電話があった。
「今和歌山に戻ってきているんだ。お土産があるから会いたいんだけど。」とのこと。
都合を付けて会いにいくと、流石に高校生だった面影は潜めてちょっとオッサンになった感じだった。。
そう、年よりうんと老けて見えるぐらいに。
お土産はディズニーランドのキャップ(帽子)だった。
数時間、近況報告的な話をして別れた。。
わたしも何かお返ししなくちゃねぇ、、と思いつつ。


次に連絡があったのは当時一緒に勤めていた同僚から。
「○○君が亡くなったって、、」
「え??」
「前の日に熱を出して、頭痛い、って言って。ても日曜日だったので「明日医者にいく」とそのまま寝てたんだって。朝、お母さんが起こしにいった時にはもう冷たくなっていたって。。」

その日が日曜日でなかったら病院にいって検査して助かっていたのかもしれない。我慢強い彼だったから、救急車も呼ばずずっと我慢してたんだ。。とかそういうことが頭の中を駆け巡った。。

次の日、職場に休みを貰って彼のお葬式に行って来た。
「あなたの作ってくれた、金柑の飴煮は最高だったよ。それと、お土産のお返し、とうとう渡せなかったね、ごめんね」



金柑のほろ苦い思い出である。
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Comment

想い出
こんばんは。
すごく良い話ですね。
そして悲しい話でもありますね・・・
こうちゃんさんの気持ちはきっと天国の彼に届いてますよ。
心温まる思い出話ありがとうございました。

ポチ!
2011.02.15 23:39 | URL | まーぶ #Z2PsPELM [edit]
Re: 想い出
<まーぶさん>
ここに記事を書く事で、私の気持ちもちょっと整理がつきました。
良い思い出として記憶に残したいです。
読んで下さって(コメントまでして下さって)ありがとうございました。

2011.02.18 23:24 | URL | こうちゃん #- [edit]

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